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皆さんこんにちは今日も副鼻腔炎についてお話しします
近年、慢性副鼻腔炎は全般で見れば抗菌薬の開発などにより、かなり減ってきましたが、
治療や手術をしても再発を繰り返す難治性の慢性副鼻腔炎「好酸球性副鼻腔炎」が、いま増加傾向にあるのです。
好酸球とは、血液中の白血球の一つで、アレルギー反応と関連するもので、これが過剰に活性化することが一因と考えられています。
アレルギー体質の人に起こり、のりのような粘着性の鼻水や鼻茸が見られることも多く、
鼻づまり感に悩まされたり、嗅覚障害を起こしたりしやすいという特徴があります。
アレルギーと聞くと、花粉症などとの関連を想像するかもしれませんが、現在のところ、花粉症との関連は指摘されていません。
はっきりしているのは、ぜんそくとの関連性です。
ぜんそくの治療はステロイドの内服が一般的でしたが、副作用が強く、ステロイドの吸入へと変わっていきました。
これと時を同じくして増えてきたのが、好酸球性副鼻腔炎なのです。吸入では、薬はのどのほうにはいくものの、
鼻のほうにはいかないため、ステロイドの内服で抑えられていた鼻の症状が、
好酸球性副鼻腔炎という形で現れたものと考えられています。
好酸球性副鼻腔炎は、通常の慢性副鼻腔炎で処方される薬では効かないためステロイドを内服するしかなく、
それでも治らない場合は手術となります。
対策として
副鼻腔炎を予防するには、まず風邪を引かないようにすることが大切です。
ふだんからバランスの取れた食事と、規則正しい生活を心がけましょう。
風邪をひいているときにお酒を控えるのはもちろんですが、これは鼻づまりの症状を悪化させないためにも大切です。
お酒を飲むと血行が良くなるため、鼻がつまっているときは、よけいにつまりやすくなってしまうのです。
鼻づまり感があるときは、お酒は控えるようにしましょう。
次回も副鼻腔炎についてお話しします
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